中国ーお金の表と裏の顔 電子マネーと路線バス

最近日本も電子マネーを普及しようと試みを開始したばかりだが、中国の電子マネーの使い方は日本を遥かに進んでいることはみなさんもご存じかと思います。

今の中国では、現金を持たない人が増えている。スマートフォン一台あれば、一般生活での買物にはこまらない状態です。

しかし、電子マネーがどんなに進んでも、現金を使用する人は必ず存在することも確かです。

路線バスや地下鉄は勿論電子マネーや専用電子カードも販売されている。

今日は、路線バスの紙幣について記事にしたいと思います。
中国の各地の路線バスは同じ市内であれば、だいたい2元で乗れると思います。バスカードを使えばもっと安くなりますが、滅多に外出しない人や地方から観光に来た人など、バスカードを購入しないで乗車する場合は、現金使用となります。これは日本の路線バスとかわりません。
唯一異なっているのは、乗車員が搭乗していない無人バスの場合は、おつりが出ないのです。
2元を持っていなければ、他人にお願いして両替して貰うか、その上の紙幣5元を投入する他手段はありません。5元でも10元でも100元でも投入した場合、全て2元扱いとなるのです。だから時たま、100元を投入する人もいるのです。両替しないこのシステムに対しての抗議のようなものです。

本題に入りましょ。
毎日、365日変わらないのは、路線バス車庫に待機している従業員達。彼女らは毎日各路線から運ばれてくる売上げの紙幣を数え、束ねるのが仕事です。


中には一日8000枚もの1元札を拾い、数え、仕分けする従業員もいるのです。